歯を失ってしまった場合の治療法
失ってしまった歯の治療選択肢
虫歯や歯周病、または怪我等で歯を失ってしまうと、隣の歯支えのない状態となってしまい、そのまま放置すると歯が移動し隙間が生じたり斜めに傾いてしまう事があります。歯は周囲にスペースが生じるとそれを埋めようとする働きがあります。例えば下の奥歯（第二大臼歯）が抜けるとその隣の第一大臼歯は抜けてしまった第二大臼歯の方へ自然と傾いていきます。また第二大臼歯の上にあった奥歯は、下の第二大臼歯がなくなった事で下に遮る歯がなくなり確実に下へ伸びてきます。
隣り合う歯の影響を受け、隙間が発生すればそこにプラークが溜まりやすくなり新たな虫歯の原因となってしまいますので、歯抜けてしまった場合には歯が動いて歯並びに変化が出てしまう前に人工歯を入れる等の治療を早期に受ける事が大切です。
歯を失ってしまった場合の治療は、本数や状態に応じて入れ歯、ブリッジ、インプラントなど様々な治療法の中から最善の治療法を選択します。
どの治療法についても言える事ですが、噛み合わせをしっかりと考えたうえでの治療を行う事が重要になります。
お口にの状態には当然ながら個人差がありますので、赤木歯科では一人一人の患者様に合わせてた最高の噛みあわせを提供するための治療を行っています。
歯を一本のみ失った場合
ブリッジ
ブリッジは失った歯の両隣にある歯を少しだけ削り、3本連なった人工歯を被せることによって欠損した歯を補う治療法です。
入れ歯治療
両隣の歯に金属のバネを引っ掛けることで固定する義歯です。
隣の歯を傷つけてしまう恐れがあります。
インプラント治療
人工歯根を埋め込み顎骨に固定します。安定性があり、噛む力も天然歯と変わりません。また、隣の歯を傷つけてしまう心配もありません。
歯を複数本失ってしまった場合
入れ歯治療
一本だけ失ってしまった場合の部分入れ歯よりも安定させるために床のついている入れ歯やバネのついているものがあります。口内に違和感を感じることも。
インプラント治療
インプラント治療は歯を何本失っていても可能です。失った歯の数だけインプラントを埋め込み治療を施します。
歯を全て失ってしまった場合
ALL-on-4
ALL-on-4は全ての歯を失ってしまった方、また総入れ歯をお使いの方のための最先端のインプラント治療になります。従来のインプラント治療では8本から14本のインプラントを埋め込むのが一般的でしたが、手術時間が長く、術後の腫れも大きい、さらに費用も高額という不安要素がありました。
しかしこのAll-on-4では、わずか４本（場合によっては６本で、All-on-6と呼びます）のインプラント体で、10～12本の人工歯を支えることが出来ます。
All-on-4は、前歯部分に2本、左右の奥歯に各1本ずつ骨のある部分へインプラントを斜めに埋め込み、広く均等に配分することにより、最小４本のインプラントで全ての人工歯を力強く支える事が可能なのです。
手術時間はもちろん、費用の負担も最低限に抑える事が出来る最先端インプラント治療がAll-on-4です。
機能性
オールオン4では固定式の仮歯を治療当日に入れ、 安定した固定が得られれば治療したその日から普段通りの食事が可能です。
快適性
どの治療法においても患者様にとって共通の不安となるのが痛みや治療時間、腫れや出血などがありますが、埋め込み本数を減らすことで治療時間を大幅に短縮したオールオン4ならこれらの不安を払拭出来ます
経済性
これまで、全ての歯がないケースでのインプラント治療は10本から14本のインプラント埋め込みが一般的でしたが、必要なインプラント本数が最小で4本に減ることで治療費を大幅に軽減することが出来るようになりました。
