医院名:藤本歯科登戸医院 住所:〒260-0032 千葉県千葉市中央区登戸1-4-10 電話番号:043-248-1030

特殊なインプラントにも対応

歯がない、総入れ歯のときのインプラント

歯がない方、総入れ歯の方へのインプラント治療

歯が1本もない方、総入れ歯の方でインプラント治療をご検討されている方には、下記の「入れ歯の安定を図るために行うインプラント治療」と「取り外ししなくてよいインプラント治療」がよろしいかと思います。

取り外ししなくてよい固定式インプラント義歯
  • 構造
    粘膜とインプラントによって噛む力を維持する
  • 長所
    義歯は取り外し可能になっており清掃性が高く、義歯よりも安定している
  • 短所
    粘膜で噛む力を負担するため入れ歯の調整が必要な場合も
    手術が必要
    治療が長期間におよぶ
    費用が高額である
インプラントオーバーデンチャーのメリット
  • 新義歯とインプラント2本のみで、費用を抑えつつ固定性の入れ歯を得られます
  • 通常の義歯と比べると安定性が格段に向上します
  • 口腔内の状態が良ければインプラントを埋入した当日に義歯を固定する事が出来ます
  • 3Dテクノロジーインプラントにより切開もほとんど行いません。術後に腫れや痛みを感じる事もほぼありません。
  • 取り外し可能な義歯で楽に清掃出来ます
  • 介護者の負担を減らします。
  • 顎の骨が退化してしまう事を予防します

デメリットは、取り外してメンテナンスする必要性があるという事です。

難症例のインプラント手術にも対応

インプラント治療を行うには、そこにインプラントを植立出来るだけの骨の量があるかどうかが問題で、解剖学的構造から見てインプラントを植立させる事が難しいというケースもあります。
例えば上顎では、上顎洞が発達していてインプラント埋入深度を十分に取れないというケース。
下顎では下顎神経血管束との位置関係でインプラントを深く埋め込む事が出来ないケースなどがあります。
こういったケースは一般歯科では難症例として扱われます。

骨誘導再生療法(GBR法)

インプラント治療において、埋め込む部分の顎骨や歯槽骨が十分でない場合に「骨誘導再生療法(GBR法)」を行います。
状況に応じて骨補填材(骨生成剤)を使用したり、患者様自身の骨を採取・移植して骨の再生を促します。
歯を支えている歯槽骨が少ない場合に患部に患者様ご自身の骨や骨補填材をおき生体適合性に優れた人工の膜を入れてそこに歯肉をかぶせることによって、歯槽骨の再生を促す治療法となります。
インプラントを支柱として専用膜のテントを張る事が出来れば比較的容易に骨に誘導再生が可能です。

あらかじめ骨の再生をする場合

骨の吸収が激しくインプラントを埋め込む事が出来ない場合に行います。骨補填材や自家骨を骨の再生するスペースに補填して保護膜で覆い歯肉を縫合して一定期間おき骨の再生を待ちます。インプラントを埋め込むための骨が十分にできたことを確認してからインプラント手術を行います。

インプラント手術と同時に骨の再生を行う場合

歯槽骨の後退が歯肉が痩せ埋め込んだインプラントが歯肉表面に露出してしまうような場合に行います。
インプラントを埋め込む時に、インプラントの露出部分を骨に吸収される成分で出来た保護膜で覆い、歯肉を縫合します。この保護膜は分解されて自然になくなります。

ソケットリフト法

上顎へのインプラントで、顎の骨幅が足りないためにインプラントを埋入する事が出来ないケースで行う手術となります。
上アゴの上部に上顎洞(サイナス)と呼ばれる空洞があり加齢や臼歯の抜け落ちなどが原因でこの空洞が拡大し、インプラント埋入する際に必要となる骨の高さが十分に得られない事があります。
ソケットリフトはサイナスリフトより骨の高さが必要ですが(5mm以上)インプラント埋入部より骨補填剤や自家骨で上顎洞を挙上するため、傷口も小さく済みますし、体への負担も軽減出来ます。
まず歯茎を切開し、歯槽骨に穴をあけ窓を作ります。窓から専用の器具を入れ上顎洞から粘膜を剥がします。剥がした粘膜をゆっくり上に持ち上げ上顎洞の底部を押し上げます。そして歯槽骨と上顎洞粘膜の間のスペースに自家骨もしくは補填材を入れます。

サイナスリフト法

ソケットリフト法によって骨幅を確保する事が出来ないケースに行う手術です。
上顎洞底面のシュナイダー粘膜(上顎洞と歯槽骨の間にある粘膜)を骨から剥離しそのスペースに自家骨や骨補填材を充填して骨幅を確保します。
移植する骨は自分の骨を使いそこに人工骨を混ぜたものを埋め込みます。
顎骨に空洞を作り粘膜を引き上げながらインプランを埋め込む難易度の高い治療方法です。
一定時間置くことで移植した骨を安定させてからインプラント手術を行います。
この治療法は歯槽骨の厚みが5mm以下と、骨に厚みがない場合に用いられます。
以前であれば上顎の骨お厚みが不足しているとインプラント埋入が出来ないケースもあったのですがサイナスリフト法が出来てからはこういったケースの患者様にもインプラント治療が出来るようになりました。

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